HPCwireは10月9日、空軍が量子ネットワークのクネクト社(Qunnect)と契約し、防衛用量子ネットワーク技術開発を加速すると報じた。商用光ファイバー上に量子もつれ(Quantum Entanglement=量子エンタングルメント)を用いた都市圏(metro-scale)量子ネットワークを世界で初めて実運用展開した同社の技術は、すでにニューヨーク市やベルリン市で実証されていることから、今回の契約により、防衛グレード仕様の検証と国家安全保障分野での応用を進めていくという。量子ネットワークは物理法則によって通信の改ざんや盗聴を検知でき、政府、金融、重要インフラ、通信、医療など多分野での応用が期待されている。また、量子もつれ状態のネットワーキングが研究段階を超えて運用段階に入り、防衛領域においても実用性が高まる中、同市場は2032年までに約170億ドル規模に達すると予測されている。
HPCwire “Qunnect Selected by US Air Force to Advance Quantum Networking for Defense Applications” (10/09/25)