政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は「自動車のサイバーセキュリティ:運輸省と業界の努力は進行中だが、運輸省は実際の攻撃に備えた自身の役割を定義する必要がある(Vehicle Cybersecurity: DOT and Industry Have Efforts Under Way, but DOT Needs to Define Its Role in Responding to a Real-world Attack)」と題する報告書を発表した。現在の自動車には、複数のインターフェース(自動車間および外部ネットワークとのつながり)があり、重要な安全システムを含めた自動車システムがサイバー攻撃に脆弱となっている。GAOが調査を行った業界関係者の多くが、自動車インターフェースに関連する様々な脆弱性と共に自動車のサイバーセキュリティに対する潜在的な脆弱性を特定及び軽減できる慣行を指摘している。こうした中、運輸省(Department of Transportation)の米国道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration: NHTSA)は自動車のサイバーセキュリティ問題への対策を講じているものの、実際に自動車サイバー攻撃が起きた場合の対応について自らの役割を定義していない。NHTSAはまた、自動車サイバーセキュリティに関する政府基準・規制の必要性について検討しているが、最終的な判断は少なくとも2018年までは行われない。このため、GAOは、運輸省が自動車のサイバー攻撃に対する自身の役割と責務を定義及び文書化するよう勧告している。
Government Accountability Office “Vehicle Cybersecurity: DOT and Industry Have Efforts Under Way, but DOT Needs to Define Its Role in Responding to a Real-world Attack” (4/25/16)