米国物理協会(American Institute of Physics: AIP)は3月17日、共和党主導の暫定歳出法案が可決され、政府機関の一時閉鎖が回避されたと発表した。同法案は、2024年度歳出法水準を維持するもので、2025年9月末までの政府機能の継続が決定した。歳出法案は、国防費を60億ドル増額する一方、非国防費を130億ドル削減する内容で、下院で通過後、上院の民主党議員は、トランプ政権による連邦機関解体を加速させるとして反対姿勢を示していた。チャック・シューマー上院院内総務(Chuck Schumer、ニューヨーク州選出民主党)も当初は、同法案通過に反対し、(期限中に法案が通過しないために起こる)政府機関の一時閉鎖もやむなしとの立場を示していたが、「閉鎖による影響の方が深刻」として、最終的に法案成立に協力する方針に転じた。最終採決では賛成54、反対46で可決されたものの、上下院で民主党内の分裂を露呈する形となった。
AIP “FYI: Science Policy News Senate averts government shutdown” (03/17/25)
https://ww2.aip.org/fyi/the-week-of-march-17-2025