スタンフォード大学、博士号課程在籍者向けアントレプレナープログラムを開始

スタンフォード大学(Stanford University)工学大学院(School of Engineering)の科学・工学経営学部(Department of Management Science and Engineering)内にあるスタンフォード技術ベンチャー・プログラム(Stanford Technology Venture Program: STVP)は、新たなプログラムとして「アクセル・イノベーション・スカラーシップ・プログラム(Accel Innovation Scholars program: AIS)」を開始した。同プログラムは博士号取得候補者を対象に、アントレプレナーシップの可能性を探り、革新的なアイデアを商業化するための知識やスキル、考え方について学ぶことを目的としている。参加者は、2013年7月から2014年6月までの間、毎週集まり、機会の評価や技術の商業化、アントレプレナーシップにおけるシーダーシップなどを重点的に学ぶという。 Stanford University “New Stanford program brings innovative engineering ideas to life” (8/28/13)

NIH、ナノ細孔技術を用いたDNAシークエンシングに重点を置いたグラントを発表

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の国立ヒトゲノム研究所(National Human Genome Research Institutes: NHGRI)は最近、8件の研究に対して合計約1,700万ドルのグラント提供を発表した。受益する8件のプロジェクトのうち5件はナノ細孔技術を用いたより正確で効率的なDNAシークエンシングを目的としたものとなっている。「ナノ細孔技術には大きな可能性があるが、まだまだ新しい科学分野である」と、NHGRIの先端DNAシークエンシング技術プログラム(Advanced DNA Sequencing Technology)のプログラム部長は述べている。 National Institutes of Health “New NIH awards focus on nanopore technology for DNA sequencing” (9/6/13)

NSF、ヒトの知能のより良い理解とよりスマートな機械の構築を目的としたMITの新センターに助成

米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)に設立される「脳・心・機械のためのセンター(Center for Brains, Minds and Machines)」に対する2,500万ドルの助成を発表した。同センターは、今年に入ってNSFが「科学技術センター:統合的パートナーシップ(Science and Technology Centers: Integrative Partnerships)」プログラムを通じて助成した3件の研究センターの一つである。MITのセンターはまた、連邦政府及び民間パートナーによる「BRAINイニシアチブ(BRAIN Initiative)」でも鍵となる役割を担う。 National Science Foundation “New center to better understand human intelligence, build smarter machines” (9/9/13)

国立安全保障研究所における科学・工学は確かな品質だが、対処すべき問題もあるとの報告

議会の要請を受けて米国研究評議会(National Research Council: NRC)が作成した報告書、「国立核安全保障局(National Nuclear Security Administration: NNSA)傘下の国立研究所における科学・工学の品質(The Quality of Science and Engineering at the NNSA National Security Laboratories)」によれば、3つの国立研究所(ロスアラモス国立研究所(Los Alamos National Laboratory)、ローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory)、サンディア国立研究所(Sandia National Laboratory))における核兵器備蓄管理や不拡散の任務を支える科学・工学能力は健全かつ強固であるという。ただし、研究所での高度な業務を行う能力を阻害する可能性がある問題が複数あると指摘している。今回の報告書は、本件に関して二段階で発表される報告書の第二段である(第一弾は研究所の管理を分析したもので、2012年2月に発表された)。 National Academies “Quality of Science and Engineering at National Security Labs Is Solid, But Work Environment and Technical Issues Need to Be Addressed” (9/10/13)

世界ビッグデータ市場は2018年までに483億ドルに成長

トランスペアレンシー・マーケット・リサーチ社(Transparency Market Research)が発表した報告書「ビッグデータ市場:2012-2018年の世界的なシナリオ、傾向、業界分析、規模、シェア、そして予測(Big Data Market – Global Scenario, Trends, Industry Analysis, Size Share and Forecast, 2012 – 2018)」によれば、ビッグデータの世界市場は2012年の63億ドルから2018年には483億ドルに成長すると予測されている(同期間に年率40.5%の成長)。2018年までを通じて、世界的売上に占める割合は北米が最も高く(54.5%)、次いで欧州となっているが、同期間に最も成長するのはアジア太平洋地域と予測されている。 Digital Journal “Global Big Data Market Will Reach USD 48.3Billion by 2018 : Transparency Market Research” (8/27/13)

世界的に地熱エネルギー市場は成長中

地熱エネルギー協会(Geothermal Energy Association: GEA)が9月3日に発表した報告書「2013年地熱パワー:国際市場の概要(2013 Geothermal Power: International Market Overview)」によれば、地熱エネルギーは世界市場で持続的かつ強い成長が見られており、70カ国で約700件の地熱エネルギー・プロジェクトが進行しているという。報告書のハイライトとして、①2013年末までに世界的な地熱発電能力(稼動)は1万2,000メガワット(MW)に上る見込み、②世界70カ国・地域で1万1,766MWの新規発電能力が開発初期段階或いは建設中、などが挙げられている。また21カ国について概要が説明されており、その中には日本(「2012年の福島第一原発事故以来、日本の国民や経済産業省はクリーンで災害のない代替策を求め、地熱開発にとって障害となっていた多くの規制が排除されつつある」)も含まれている。 Geothermal Energy Association “Global Market for Geothermal Continues Upswing” (9/3/13)

内務省、連邦水域における再生可能エネルギー開発を目的とした2回目の競争的リース・セールを実施

オバマ大統領による気候行動計画(Climate Action Plan)の一環として、内務省(Department of Interior)は9月4日、連邦水域における再生可能エネルギー開発を目的とした2回目の競争的リース・セールを実施した。対象となったのは、バージニア州海岸沖連邦大陸棚(Outer Continental Shelf)の11万2,799エーカーで、160万ドルの最高入札価格が付いた。バージニア電力会社(Virginia Electric and Power Company)が暫定的落札企業となった。同エリアでは、2,000メガワットの風力発電の可能性があるとされている。今回の競争的リース・セールは、7月31日に行われたロードアイランド州及びマサチューセッツ州の海岸沖の16万4,750エーカーを対象に行われたリース・セールに続くものである。 Department of Interior “Interior Holds Second Competitive Lease Sale for Renewable Energy in Federal Waters” (9/4/13)

エネルギー部門は予想以上に米国経済に貢献

コンサルタント会社のIHS社が9月4日に発表した報告書によれば、新たに発見された国内石油・ガス資源が米国経済にもたらす影響は、当初考えられていたよりも大きいという。報告書によれば、この新たな国内石油・ガス資源により、2012年における平均的な米国世帯の可処分所得は1,200ドル以上増えた他、国内エネルギー生産の急増は現在、直接的及び間接的に120万人の雇用を支えているという。また、ムーディーズ・アナリティクス社(Moody’s Analytics)の試算によれば、2002年から2012年の間に米国で創出された270万人の雇用のうち100万人はシェールオイル及びガスの掘削に関連しているという。 USA Today “U.S. energy lifting economy more than expected” (9/4/13)

世界経済フォーラムの年間競争力順位で米国は5位に上昇

世界経済フォーラム(World Economic Forum: WEF)が9月4日に発表した年間競争力順位で、米国は昨年の7位から5位へ浮上した。米国は2008年の世界経済危機以降、4年間連続で順位を落としていたが、今年ようやく順位を上げた。WEFは報告書の中で、米国について、「全体的には多くの構造的特徴により米国経済は引き続き非常に生産的なものとなっている。米国の企業は優れた大学システムに支えられ、非常に高度かつ革新的である」としつつも、政府に対する信頼感の低下やマクロ経済環境の弱さが引き続き懸念となっていると指摘している。今年の年間競争力順位の1位はスイスで、以下、シンガポール、フィンランド、ドイツと続いている。 NPR “U.S. Competitiveness Up, Ranking Fifth, Survey Says” (9/4/13)

GE、NFL、アンダー・アーマー社が脳しんとうの予防と治療向上を目的としたコンペを開始

脳しんとうはスポーツにおける大きな問題の一つで、米国では毎年少なくとも170万人が外傷性脳損傷を経験している。ゼネラル・エレクトリック社(General Electric: GE)と全米プロ・フットボール連盟(National Football League: NFL)、アパレル及びフットウェア・メーカーのアンダー・アーマー社(Under Armour)は、中度の外傷性脳損傷に関して診断のスピードアップと治療法の向上を狙いとし、4年間で6,000万ドルのプロジェクト、「ヘッド・ヘルス・チャレンジ(Head Health Challenge)」を3月に開始した。そして9月4日に、その第二段階として、脳の保護や脳損傷の状況をリアルタイムでトラッキングする新たなマテリアル及びツールのアイデアを競うコンペを発表している。優れたアイデアの提出を行った者には、最高1,000万ドルの賞金が分配される。 PR Newswire “NFL, Under Armour and GE Seek Ideas to Accelerate Concussion Research, Prevention, Diagnosis & Treatment” (9/4/13)